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about播但線(和田山~姫路)
播但線は、兵庫県姫路市の姫路駅から同県和田山駅までを結ぶJR西日本の路線です。姫路近辺では姫路市への通勤通学路線として振る舞っていますが、その限界は途中の運行拠点である寺前駅です。
寺前駅までは電化されていますが、寺前駅から先は非電化区間です。この寺前~和田山間は生粋のローカル線で、並行する高速道路を走る車に追い抜かされていくこともしばしばです。
ローカル線で有りながらも特急列車「はまかぜ」が運行されており、同列車は大阪駅からこの播但線を経由して山陰へと向かいます。もちろん使用車両はディーゼルカーです。
路線図
使用車両
非電化区間(和田山~寺前)の普通列車としてはキハ40系などが運用についています。
乗車記(和田山~寺前)
和田山駅に到着してすぐのときはまだドアは開放されていませんでした。そろそろかなと思い振り返ると運転士さんが準備をされており、その後まもなくドアが開閉可能となりました。
タラコに乗り込みます。車内はボックスシートとロングシートが並びます。1グループに1つのボックスシートが埋まる程度です。
トイレも有りました。ただし和式です。
もう引退も近いだろうに、液晶モニターを取り付けています。
エンジンの唸りが聞こえてきます。
ガラガラやな~なんて思っていたら福知山行きの普通が滑り込んできて、そこで結構な乗車人員になりました。そして使用車両はまさかの113系です。
引退寸前の車両から引退寸前の車両を眺めるとひょっとしてこの先数十年使うのではないかと思ってしまうから不思議です。
和田山を発車。
重たいエンジン音と共に気動車は南下します。
京都で昼ごはんを調達するのを忘れていたため、現在お腹が食料を求めて独特な音を奏でていますが、気にせず汽車に身を委ねましょう。
竹田駅では、数名の観光客の方が乗り込んでこられました。竹田城散策でしょうか。
駅前はきれいに整備されていて、日本遺産の幕も掲げられていました。
田園と川に沿って走ります。
新井駅でも多少の動きがありました。輪行のお客さんが乗ってこられました。交通機関の組み合わせはとても重要なことです。
坂道・急曲線が続き、列車は速度をおとして唸りながら坂を登ります。
このあたりから眠くなってきました。
高速道路(播但自動車道)と並走します。余裕で車に追い抜かれていきます。
生野駅に到着。ここで対向と行き違いです。キンコンキンコンとATSの音が聞こえてきます。
ここで検札要員による検札です。今回は行き先を伝える必要はありませんでした。
結構検札やっているんですね。たしかに無人駅間では不正乗車も横行しそうですから、納得できます。
電波も圏外になり、また山間部を進みます。所々のトンネルはおそらく開業当初のものを利用しているのでしょう。
このあたりが播但線の山越え区間と言っても差し支えないでしょう。
下り坂になると、タラコは軽快にリズムを刻んで駆け抜けていきます。
ここで集落が現れ、長谷駅に到着です。
各駅には播但線の複線化を目指そうとの幕が掲げられています。実現するんでしょうか。
車窓に黄金色が映り込んだので一瞬パラレルワールドに迷い込んだのかと心配しましたが、なんのことはない、麦畑です。5月下旬は麦秋と呼ばれるそうです。
だんだんと平地が増えて、住宅も姿を現します。
寺前に到着。ここで乗り換えです。
最後に
以上、播但線の非電化区間、和田山~寺前間の乗車記でした。乗車していて気になったのは並行する高速道路の速達性です。非電化単線では、出せる速度も幹線に比べるとだいぶ遅くなってしまいます。特急も運行されていますが、本数は決して多いとは言えません。大規模な改修を施さないと、この地域における鉄道の優位性は年々低下の一途を辿るばかりでしょう。次回は電化区間の寺前から姫路駅を目指します。
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— uwema_blog (@uwema_blog) 2023年6月6日
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